「操船マスター」で船遊びの不安を解消! 船がもっと楽しくなる #ヤマハマリン |PR
【QT/mode 2016-10-02 投稿記事より転載】
平成27年1月に小型船舶免許を取得した筆者。「忘れないうちに練習しないと……」なんて思っていたのですが、あっという間に1年半が過ぎてしまいました。せっかく免許を持っているのだから、船遊びをしないのはもったいない。そんなことを考えていたところ、ヤマハ発動機さんから「シースタイル・マリン塾体験イベント」へお誘いいただき、「操船マスターⅠ」を受講してまいりました。
ヤマハ Sea-Style(シースタイル)マリン塾
マリン塾とはすべてのひとがボート遊びを安全に楽しむためのコツを伝授する塾。免許取得用の講習とは異なり、操船するうえでちょっとむずかしい離着岸や、波への対処、海面に浮いているゴミの避け方などのポイントを、実践しながら教わることのできる少人数制の塾。
講師の方がついて教えてくれるので、しばらく操船から離れていた筆者も、安心して受講することができました。
マリン塾には様々な講座があり、初心者向けの「操船マスターⅠ」、経験者向けの「操船マスターⅡ」のほか、スポーツボートや25フィートのフライングブリッジの操船、また1つ項目をじっくり教わることのできる「離着岸マスター」「アンカリングマスター」があります。さらに、釣りとヨット操船の目的別コースもあるため、それぞれの船遊びスタイルに合ったコースを選ぶことができるようです。
シースタイル・マリン塾 – レンタルボート | ヤマハ発動機株式会社
筆者が参加したのは、もっとも基本的「操船マスターⅠ」でした。このコースの目的は「ゲストや家族を安全・快適にたのしませることができる」こと。船の点検の仕方や、安全な航行とアンカリング、安定した走行の仕方を学びます。
操船マスターⅠはこんな感じ
安全レクチャー(座学)
まずは、マリーナから出航する上でかかせない安全レクチャーと、配布されたテキストを読みながら、座学で操船の復習をしました。
「ニューポート江戸川」を初回利用時に必須の「安全レクチャー」では、海図や実際に事故にあってしまった船の写真を観ながら、進入禁止の区域や浅瀬で座礁しやすい部分を確認します。
筆者は地図の読めない女なので、海図を観た瞬間に意識が遠のき、「広いところを航行すればいいでしょ……」程度に思っていたのですが、実際にかかった修理代を知ると、聞く姿勢にも身が入りました。必死になれば、人間、たいていのことはできるようで、おかげでニューポート江戸川付近の危険な場所はしっかり頭に入りました。
続いて、テキストを用いての復習を行いました。出航情報の得方や、出港準備について。レンタカーと同じで、船体に傷がないかをチェックしたり、必要な装備品のチェックが必要です。
ボートの操縦について(座学)
続いては、操縦に関すること。後にボートに乗ってしっかり実践することになる離着岸についての簡単な説明と、増速・減速時のボートの角度について、追い波・横波・向い波への対処の仕方など、テキストの図や写真を観ながら再確認。
いよいよ実践
午前中に1時間ほどの安全レクチャーと座学を終えて、生徒2人に対し、講師1人の割当で、いよいよ実際に船を操縦します。
乗船前に、ロープワークを復習したのですが、結び方をすっかり忘れていました。思い起こせば試験当日、会場へ向かう電車のなかで練習用ロープを握りしめ、テキストを眺めていたところ、隣に座っていた見知らぬ男性が、ご自身の傘を使ってもやい結びを見せてくれたのでした。あのときの知らないおじさま、せっかく教えてくれたのに、ごめんなさい……。
でも大丈夫。操船マスター1なら、講師の先生ができるようになるまで教えてくれます。筆者、ちょうちょ結びが縦結びになってしまうくらい不器用なのですが、なんとかできるようになりました。
先生の説明も、このとおりわかりやすい!
出航
いよいよ出航です。安全レクチャーで教わった危険な場所を避け、航行の際に目印になるような場所を教わりつつ、ディズニーリゾートのホテルが見える湾内まで航行します。
さて。筆者はバイクの運転がひどいともっぱらの噂ですが、ボートはクラッチがないので余裕ですよ……! むしろ誰でも運転できるので、釣りや船上での写真撮影などに興味があるなら、船舶免許の取得をおすすめします。
ボート免許(小型船舶免許)のことならヤマハボート免許教室 – ボート免許 | ヤマハ発動機株式会社
船体が安定するノット数や引波のたたない徐行速度などを細かく教わりながら、ぐるっと湾内をめぐって、一度マリーナへ戻り、お昼休憩をとりました。
ランチタイム
ニューポート江戸川内のレストランは、地元の奥様方で大賑わい。
平日はパン食べ放題のランチコースがあるため、人気のランチスポット。川沿いで眺めのいい2階にあるため、ご近所の憩いの場にもなっているようでした。筆者が食べたアヒージョは、パンが進むこと進むこと。オススメです。
アンカリングと離着岸
午後も、ディズニーリゾート付近の広い場所までかわりばんこで走行し、まずはアンカリングの練習です。
風と波の方向を確認して、船を停め、波に向かって垂直になるようにアンカーを投錨します。ロープの長さは、水深の3倍。しばらくすると、ロープがひっぱられるので、海底にしっかりアンカーがかかり、自走していないことを確認。
アンカーの回収作業は、ウインドラスという、ロープを巻き上げる機械を使いながらアンカーを引き上げます。持ち上がったアンカーには泥がついているので、一度下に落として残っていた泥や砂を振り落としてから、船体に固定し、ロープを収納して一連のアンカリング作業は終了です。先生のお手本を見たあと、それぞれ受講生が実践します。
アンカリングは経験がなかったため不安でしたが、一度やってみると難しいことはまったくありませんでした。
その後、海上の浮遊物の避け方をおそわったり、目標を定めて、まっすぐに走行する練習や、加減速を練習したり、付近の航路を教わりながら湾内をぐるっと小さく周ってマリーナへ帰港。
先生の着岸離岸をお手本に、それぞれ離着岸をしてボートを係留して受講項目は終了。終わった頃には、かなり自信がつきました!
バイクや車に比べて、ボートは乗るまでの手続きが面倒ですが、操縦の簡単さと走行場所は自由だし(車道がない)、波や風・潮の状況でコンディションが変わって、おもしろい。よほど荒れた海でない限り、操作が単純なので、運転を楽む余裕があります。というわけで、今後はもっと気軽に船遊びを楽しみたいと思いました。
免許取得後、ボートを楽しむためのサポート役として頼もしいマリン塾。最近ボートに乗ってないな……という人も、免許取り立てのひとにもオススメです。
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