バイク購入前に「試乗」のススメ

バイク購入前に「試乗」のススメ

バイクを買う前に、レンタルバイクやスクールでの「試乗」がオススメ!

免許をとって、いきなりバイクを買うのはちょっと怖いですよね。教習所のバイクしか乗っていない段階で、選んだバイクが自分に合うのかどうかわからない。教習所は出たけれど、バイクの運転に自信がなく、大きなバイクは持て余しそうな女性向けに、バイク選びのヒントになりそうな試乗方法についてお伝えしようと思います。

ざっくりまとめると、次の3点

1 ライディングポジションを知り、乗りたいバイクのイメージを掴もう
2 レンタルバイクで小型から。教習車以外のバイクと公道に慣れてみよう
3 欲しいバイクのメーカーが決まっているなら、メーカー主催の教室に行ってみよう

続いて、もう少し詳しく説明していこうと思います。

1 ライディングポジションを知り、乗りたいバイクのイメージを掴もう

バイクの試乗をするといっても、さまざまな機種がありますから、まずは乗りやすさや足つきの判断材料として、レンタルショップだけでなく、メーカーの販売店や中古車店、「モータサイクルショー」などの展示会へ行って、触ることのできるバイクに片っ端からまたがってみて、あらかじめた様々な機種のライディングポジションをチェックするのもよいでしょう。

バイク購入後は、シート高やハンドル位置をへんこうすることができるので、参考程度に実感しておいて損はないと思います。

筆者が当初、ほしいと思っていたのはフルカウルのmotoGPで見るようなバイクでした。しかし、モータサイクルショーあこがれのバイクに跨ってみること、前傾になるライディングポジションで運転するには、まだ運転操作に自信がないし、姿勢が変わると視野も変わるため、公道での走行に、より慣れが必要そうだということに気がつきました。

それに、筆者は性格的に臆病なところがあるので、公道に出るのはまだまだ怖い。フルカウルのバイクを買っても、公道に慣れる前に、乗らずに放置してしまうのでは……と。できれば生活の中にバイクを取り入れたいため、もっとバイクに慣れてから乗ろうと決めました。

2 レンタルで小型バイクから試乗するのがオススメ

バイク免許には仮免の制度がないため、公道デビューは買ったばかりの自分のバイクという方が多いかと思いますが、筆者がおすすめしたいのはレンタルバイクでの試乗。レンタルと同時に保険にも入ることになるので、知人友人のバイクを借りるよりは、安心かと思います。とはいえ、初公道の方は、借り物のバイクに傷をつけてしまうのは怖いはず。

そこで、まずは50〜125ccまでの小さめのバイクをレンタルするのがイチオシ。(50cc以下の原付一種のバイクは二段階右折が必要で、公道における中型・大型バイクの走行と異なるため、あまりオススメしません。)おそらく多くの人が教習所で乗った中型のCB400SFとは違い、125ccの小型バイクであれば女性でも取り回しがしやすく足つきもよいので、教習車に比較して転びにくい。土地勘のあるお店で借りて、3時間くらい周囲を走ってみれば、バイクと公道走行に慣れてきます。

身体の大きくない女性にはぜひ乗って感じてほしいのですが、小型バイクのように足がしっかりついて軽いと、安定感があってバランスを崩しにくいし、気持ちに余裕ができます。

125ccの次は250ccを借りて……と、少しずつ排気量を上げていくことで、「どこまでの大きさなら、今の自分で不安なく運転することができるのか」がわかるでしょう。もちろん欲しい機種が決まっているなら、機種から選んでバイクを借りることもできます。(あまり乗る機会がないのであれば、レンタルで済ますというのも手だと思います。筆者も1年くらいレンタルバイクだけで過ごそうかと考えたのですが、近所にショップがないため、諦めました。)

参考:レンタルバイクに乗るならレンタル819

3 メーカー主催のスクールで「試乗」

また、各バイクメーカーがスクールを開催しています。ホンダ、ヤマハ、スズキにはバイクをレンタルして受講できるタイプのスクールがあるので、乗りたい機種やそれに近い機種がある場合は、こちらを受講するのがとってもオススメ。

YAMAHA ヤマハ・ライディング・アカデミー

当ブログでもレポートしているヤマハ発動機のヤマハ・ライディング・アカデミー(YRA)では、2017年8月の時点でトリッカー250を使用していますが、受講後に他のバイクの試乗会があったり、販売店の方も会場にいらっしゃるため、気になる機種について、気軽に質問することができます。

ライディングスクールYRA(ヤマハライディングアカデミー) | ヤマハ発動機株式会社

HONDA HMS(Honda Motorcyclist School)

ホンダの教習所レインボーモータースクールでは、免許取得者向けにホンダ・モーターサイクリスト・スクールを土日に開講。いくつかコースがあり、初級コースでは受講内容にバイクの点検方法が含まれています。受講者が予約時に乗りたい機種を選んでいるため、それぞれの機種のタンクやシートの開け方や、レバーの調整方法なども教えてもらうことができます。(ちなみに、ここはバイクに乗るための心技体を磨く学校という感じで、同じコースを何度も受講される方が多いようです。筆者は2回受講していますが、まだ初級を卒業できません。わたしにとっての課題はバンク角です……。)

バイクのスクール|ホンダのスクールは自動車教習所のレインボーモータースクールへ – ホンダグループの自動車学校

SUZUKI スズキセイフティスクール

スズキも「セイフティスクール」バンディット1250FやGSR400、グラディウス400でスクールを受講することができます。こちらは、ヤマハやホンダよりも回数が少なく、会場も静岡のみで、スクールというよりイベントの扱いのようです。スズキ車の購入希望者優先です。

イベント情報 | スズキ バイク

Kawazaki KAZEグッドライダーズスクール

カワサキは、カワサキのバイク購入者向けのスクールを開催しており、現状、レンタルはないようです。

モーターサイクル セーフティ スクール | 株式会社カワサキモータースジャパン

たくさんバイクに触れて、バイクを知ろう

筆者はまだバイクについては初心者で、一見して区別がつかないことも多いのですが、乗ってみるとそれぞれ違いがあって、驚くことが多くあります。一方で、バイクはカスタマイズ性の高い乗り物なので、自分の身体に合わせて改造していくこともできますが、近所にバイクショップがないひと、バイクをいわゆる移動手段、コミューターとして考えているひとや、周囲にバイク乗りがいない場合には、ちょっとハードルが高い。

そういうわけで、筆者のように初心者の方、バイクをまだ持っていない方は、今回ご紹介した方法などで、まずは、たくさんのバイクに触れてみてください。様々な機種の乗り心地や操作性を感じることが、いまの自分に一番合うバイクを選ぶよすがになると思います。

運転しやすい、お気に入りの1台を見つけて、素敵なバイクライフをはじめましょう!

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